米Qualcommは5月31日(現地時間)、台湾・台北で開催中の「COMPUTEX TAIPEI 2017」で、「Snapdragon 835 Mobile PC Platform」採用の「Windows 10」ノートPCが“間もなく”登場すると発表した。

まずは台湾ASUS、米HP、中国Lenovoが対応製品を発売するという。具体的な時期は発表しなかったが、米ZDNetによると、Qualcommのスティーブ・モレンコフCEOは4月の業績発表後の電話会見で、第4四半期(10~12月)に登場と語った。

Snapdragon 835 Mobile PC Platformは、昨年12月の「WinHEC Shenzhen 2016」で発表された。既存のWindows 10 for PCと同等に動作し、Universal Windows Platform(UWP)アプリとx86向けに記述されたWin32アプリを利用できる。

Snapdragon 835 SoCは、CPUの「Qualcomm Kryo 280」、GPUの「Adreno 540」、DSPの「Hexagon 682」を搭載し、下り1Gbpsに対応するLTEモデム「Snapdragon X16 LTE」と統合されている。

Snapdragon搭載Windows 10ノートPCの大きなウリは、このLTEモデムとWi-Fi(802.11ac)による“常時接続”が可能なことだ。

Microsoftのマット・バーロー氏は発表文で「消費者は薄く、軽い常時接続ノートPCでWindows 10を体験できるようになる」と語った。

 

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Windows 10で「日本語入力機能の言語バー」を表示する方法

「Windows 10」搭載端末が5億台を突破--Build 2017開幕

Windows 10には日本語入力機能「Microsoft-IME」が搭載されているが、初期設定で言語バーは非表示になっている。

Windows 10の最新情報を常にウォッチしている探偵・ヤナギヤが、Windows 10にまつわるギモンに答える本連載。
基本技から裏技・神技、最新ビルドのInsider Previewの情報まで、ドド~ンと紹介します。

Windows 10では言語バーがなくなったの?
Windows 10には日本語入力機能「Microsoft-IME」が搭載されているが、初期設定で言語バーは非表示になっている。タスクトレイのアイコンで入力モードはわかるし、右クリックメニューから各種機能にアクセスできる。それでも言語バーが欲しいという場合は、設定を変更する必要がある。

まずは、「設定」の「時刻と言語」→「地域と言語」→「日付、時刻、地域の追加設定」もしくは「コントロールパネル」から「時計、言語、及び地域」を開く。続いて「言語」→「言語の追加」を選び、左ペインの「詳細設定」をクリックする。詳細設定が開いたら、「入力方式の切り替え」にある「使用可能な場合にデスクトップ言語バーを使用する」にチェックを入れ、「保存」を押せば表示されるようになる。

従来と同じように、タスクバーにドラッグ&ドロップすれば言語バーを格納できる。設定画面の「オプション」をクリックして、「テキストサービスと入力言語」の「言語バー」タブで言語バーがアクティブ出ないときに半透明で表示したり、言語バーのテキストラベルを表示する設定にもできる。

これで解決!

Windows 10では、MS-IMEの言語バーは非表示になっているが、設定を変更して表示できる。従来通り、タスクバーに格納することも可能だ。

 

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「Windows 10」搭載端末が5億台を突破--Build 2017開幕

Windows 10向け「OneNote」アプリに録音機能が追加、画面キャプチャーも可能に

Microsoftによると、PC、タブレット、スマートフォン向けに同社が提供する最新OS「Windows 10」を搭載する端末が5億台を突破したという。

Microsoftの最高経営責任者(CEO)を務めるSatya Nadella氏は米国時間5月10日、シアトルで開催された同社の開発者会議「Build 2017」に登壇し、「開発者として、社会のあらゆる部分、そして経済のあらゆる部分にわれわれが影響を与える機会がこれほどまで大きかったことはいまだかつてない」と述べた。

Windows 10はリリースから2年弱で5億台に達したことになる。同OSは当初、2009年まで遡る「Windows」のすべてのバージョンを使用するユーザーに対して無償で提供された。Windows 10は、「Windows 8」に対する批判に応える意味も込めて設計されている。Windows 8は2012年のリリース当時、「習得が難しすぎる」として酷評された。

一方、Windows 10は2015年のリリース当時、「かなり改善されている」と評価された。

Microsoftは当初、2018年までにWindows 10搭載端末が10億台に達すると予測していると述べていたが、その後、その期限が守れそうにないことを正式に認めている。

 

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Windows 10向け「OneNote」アプリに録音機能が追加、画面キャプチャーも可能に

「Windows 10 Creators Update」、BashやWSLの機能が充実

  米Microsoft Corporationは、Windows 10向け「OneNote」アプリの最新版v17.8067.57631.0を公開した。現在、「ストア」アプリから無償でアップデート可能。本バージョンでは“オーディオ ノート”機能とデスクトップの矩形キャプチャー機能が新たに追加されている。


   “オーディオ ノート”はマイク入力を録音し、ページに挿入する機能で、会議の議事録を作成したり、講義のノートをとる時に便利。開始するには、まずリボンの[挿入]タブにある[オーディオ]ボタンを押す。するとリボンに[音声]タブが追加され、録音が開始される。あとはいつも通り「OneNote」でメモをとろう。[音声]タブの[停止]ボタンを押せば、録音を停止できる。

   録音した“オーディオ ノート”を再生するには、まずページに挿入された“オーディオ 録音”アイコンを選択する。するとリボンが[音声]タブへ切り替わるので、[再生]ボタンを押せばよい。メモの左側に小さく表示される再生アイコンをクリックすれば、そのメモを取った時の“オーディオ ノート”を再生することが可能だ。

   もう1つの矩形キャプチャー機能は、デスクトップの指定領域を“スクリーンショット”フォルダー(%UserProfile%PicturesScreenshots)へ保存するものだ。「OneNote」が起動していなくても[Windows]+[Shift]+[S]キーですばやく使えるのが便利だが、利用するには「Windows 10 Creators Update(バージョン 1703)」へアップデートする必要があるので注意したい。

   そのほかにも、ファイルを「エクスプローラー」などからドラッグ&ドロップで直接挿入する機能や、セクションやノートをドラッグ&ドロップで入れ替える機能が追加されており、操作性が大きく改善されている。

 

 

 

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「Windows 10 Creators Update」、BashやWSLの機能が充実

 Windows Vistaのサポートが本日で終了

Windows 10」の最新機能アップデートである「Windows 10 Creators Update」への移行を考えるうえで、新しい「Paint 3D」(ペイント3D)アプリや、ゲームストリーミングサービス「Beam」はそれほど魅力的ではないという人もいるかもしれない。しかし、Bashや「Windows Subsystem for Linux」(WSL)、Windowsコンソールに追加された豊富な機能は魅力的だと思うかもしれない。

MicrosoftのシニアプログラムマネージャーであるRich Turner氏が米国時間4月11日付けのブログ投稿で述べたところによると、WSLは2016年夏に初めてリリースされた時点で「まだ完璧にはほど遠いものだった」という。

しかしこのリリース以降、WSLチームとWindowsコンソールチームは、機能修正や機能追加に関するユーザーからの意見を積極的に取り入れてきている。そして、同日に提供が開始されたWindows 10の今回の機能アップデートにおけるWSLやWindowsコンソールの機能は、こうした意見を反映したものとなっていると同氏は述べている。

Microsoftは、「Ubuntu Linux」の開発元であるCanonicalと協力し、「Windows 10 Anniversary Update」で初めてWSLを搭載した。その背景にあったのは、Windows 10上でBashをネイティブに実行できるようにすることで、コマンドラインツール群の充実を図るという考えだ。

同氏によると、WSLはエンジニアリングチームによって「数多くの改善」が施されたものの、現時点ではまだベータ段階にあるという。

Turner氏は同ブログ投稿で、BashおよびWSL、Windowsコンソールにおける最も重要な修正点と改善点を列挙している。その内容には以下が含まれている。

LinuxのSystem Call Interface(SCI)との互換性が向上した。その結果、aptやsed、grep、awk、top、tmux、ssh、scpといった開発者向けの主なツールが正しく動作するようになった。この他にも、(Bashだけでなく)zshやfish(Friendly Interactive SHell)といったシェルや、vim、emacs、nano、git、gdbなどもサポートするようになった。

「Ubuntu 16.04」がサポートされた(Windows 10 Anniversary Updateでは「Ubuntu 14.04」がサポートされていた)。

ifconfigおよび、ネットワーク接続の列挙がサポートされたことで、ユーザーは利用可能なネットワークアダプタの設定を検証できるようになった。

pingとICMPに対するサポートが改善され、管理者以外のユーザーでもネットワークのエンドポイントに対するpingを実行できるようになった。

ウェブやNode.js、Ruby、Python関連の開発者向け機能として、ファイルの変更通知(INOTIFY)がサポートされるようになった。なお、この機能はWindowsファイルシステム内のファイルに対するファイル変更通知もサポートしている。

Windowsツール/Linuxツール間の相互運用性が向上した。これにより、Bash上でWindowsのアプリやツールを起動したり、Windows上からLinuxのバイナリやコマンド、スクリプトを起動できるようになる。

Turner氏によると、Windowsのコンソールやコマンドライン側についても、同社はWindows 10 Creators Updateでさまざまな改善を施したという。

 

 

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Windows Vistaのサポートが本日で終了

「Windows 10 Creators Update」、4月11日に提供開始へ

Windows Vistaのサポートが、本日4月11日を持って終了した。

これにより、仕様変更や新機能のリクエストができなくなっているのはもちろんのこと、新たなセキュリティ更新プログラムも配布されなくなり、日本マイクロソフトが提供している無償/有償サポートも全て受けられなくなる。状況としては2014年に4月8日にサポート終了したWindows XPと同じだ。

Windows Vista登場時、快適動作に必要なハードウェアのハードルが比較的高かったこともあって、一般世間からの評価はさほど良くなかったが、そのおかげでメモリ(DRAM)価格が一気に下落し、マルチコアCPUやSSD、GPGPUといったハードウェア技術が一気に躍進を始めたのは、記憶に新しいところだ。

ただ、Vistaが販売開始されてからは、Windows XPを搭載した“ネットブック”が流行し続け、それから約3年後に改良版となるWindows 7が大きくOS乗り換えに貢献したこともあって、現段階のVistaの稼働率はさほど高くない。

 

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米陸軍が堅牢仕様のWindows 10タブレット約1万台を調達

「Windows 10 Creators Update」、4月11日に提供開始へ

ここ数週間うわさされていたとおり、「Windows 10 Creators Update」(2017年3月にちなんだ別名「1703」でも知られる)の一般提供が、4月11日から全世界で開始されることがわかった。

Microsoftは3月29日付のブログ記事でこのリリース日を発表した。ただし、2016年8月にリリースされた「Windows 10 Anniversary Update」と同じように、Creators Updateのリリースは段階的に行われ、完了までには数カ月かかるとみられる。

Microsoftが4月11日から一般ユーザーに提供する、この「Windows 10」のビルド番号は「15063」だ。このビルド番号はRTM(Release to Manufacturing=製造工程向けリリース)版と呼ぶべきではないが、「Release to Mainstream」(メインストリームユーザー向けリリース)であるという意味ではRTMだ。このCreators Updateをインストールすると、さまざまな修正プログラムや更新プログラムがインストールされる。

Creators Updateには、新しい「Game Mode」やゲームストリーミング機能の「Beam」など、一般消費者向けの機能がいくつか搭載されている。また、Microsoftの複合現実(MR)プラットフォーム「Windows Mixed Reality」に対応するほか、「Microsoft Edge」ブラウザに新たな電子書籍機能とタブ管理機能が追加される。さらに、新しい「Paint 3D」アプリケーションもこのリリースに搭載されるが、従来の2Dの「Paint(ペイント)」アプリケーションもこれまで通り利用できる。

 

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米陸軍が堅牢仕様のWindows 10タブレット約1万台を調達

Windows 10」の導入を進めている米陸軍が、今度は1万台近くの堅牢仕様Windows 10タブレットを調達することが明らかになった。

この堅牢仕様のWindows 10タブレットは、米陸軍の「グローバル戦闘支援システム」(GCSS)部門に所属する兵士に配備される予定だ。GCSSはSAPのウェブシステムで、米国防総省の兵站、補給、財務を司っている。

米国の防衛電子装備品供給業者であるGetacによると、GCSS部門は同社のタブレット「F110 G3」とドッキングステーションを9783台調達したという。発表資料の製品画像では、このデバイスでWindows 10が動作している。

2016年2月に、米国防総省が400万台のマシンを1年以内にWindows 10にアップグレードすると発表した後、米陸軍はWindows 10への大規模な移行に着手した。この移行は、サイバーセキュリティの改善やIT運用環境の合理化を目的としたものだ。

この移行は米陸軍にとって、複雑なものだ。医療、戦術、航空、兵站などの分野の高度にカスタマイズされたアプリケーションを実行している「Windows 7」以前のコンピュータに影響が及ぶからである。

米陸軍の最高情報責任者グループは、大半のシステムでWindows 10への移行を2017年1月31日までに完了する予定だったが、先月になって、欧州地域でのWindows 10のロールアウトを2017年7月末までに終えると発表した。

太平洋地域では、ロールアウト作業は2017年4月から開始される予定だ。現在は、米陸軍の全システムが2018年1月31日までにWindows 10に移行する予定になっている。

バージニア州フォートリーに本部を置くGCSS部門は、すでにWindows 10への移行を終えている可能性が高い。しかしもし移行が完了していなくても、調達されたタブレットではWindows 7へのダウングレード権が利用できる。Getacは、5月までに注文を履行する予定だと述べている。

 

 

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マイクロソフト、新たに「Windows 10 Cloud」を準備中か

最近リリースされた複数の「Insider」テストビルドに、未発表の新しい「Windows 10」エディションに関する記載があることを「Windows」ウォッチャーらが発見したようだ。

「The Walking Cat」がTwitterで指摘したところによると、この新エディション(現時点では「Windows Cloud」として認識されている)については複数のビルド(最も古いのは「Windows 10 SDK Build 15003」)内で、ほかの既存のWindows 10エディションとともに記載されているという。最近のInsiderテストビルドでは、Windows Cloudと「Windows CloudN」(Petri.comのBrad Sams氏が指摘したように、 Nは「Windows Media Player」がプリインストールされないバージョンを表す)の両方が記載されている。

Windows Cloudとは具体的にどのようなエディションなのだろうか。「Microsoft Azure」からストリームされるWindows 10なのだろうか。「Windows 10 Enterprise E3/E5」と同様のWindows 10サブスクリプションプランなのだろうか。現時点で存在していない「Windows 365」なのだろうか。

筆者の複数の情報筋によると、そのどれでもないという。

Windows 10 CloudはWindows 10の簡易版で、「Windows Store」からインストールされた「Unified Windows Platform」(UWP)アプリだけを実行できる、と彼らは話す。かつて「Windows RT」として知られていたWindows 10バージョンや「Windows 8.1 with Bing SKU」のようなものと考えると分かりやすいかもしれない。

Windows 10 Cloudの狙いは、よりシンプルで安全、安価なWindows 10エディションで「Chromebook」に対抗することを目指すMicrosoftの動きを支援することだと情報筋は話すが、MicrosoftがWindows 10 Cloudを(公に)そのように位置付けることはおそらくないだろう。

情報筋の話を聞く限り、Windows 10 Cloudはクラウドとはほとんど、あるいは全く関係なさそうだ。Microsoftがこの名称を選んだのは、近頃の同社が「クラウドファースト」を前面に押し出しているからだろうか。あるいは、Windows 10 Cloudという名称は、これが「Chrome OS」とChromebookに対抗する製品であることを示そうとしているのかもしれない。

Microsoftの広報担当者は、「発表することは何もない」と述べた。

Windows 10 Cloudに関する記載が、現在「Windows 10 Creators Update」のテストビルドに存在することから、MicrosoftはWindows 10のこの新しいエディションを2017年4月前後に披露するのではないかと筆者は予想している。情報筋によると、この時期にMicrosoftはCreators Updateを一般ユーザー向けに展開していくという。

 

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「Windows 10 Creators Update」新プレビュービルド、リリースに向け改善進む

Microsoftはこのところ、「Windows Insider」プログラムの「Fast Ring」テスター向けに「Windows 10 Creators Update」テストビルドを次々とリリースし、不具合を修正する作業を続けている。

Microsoftは米国時間3月3日、PC向けの「Windows 10 Build 15048」とモバイル機器向けの「Windows 10 Mobile Build 15047」をリリースした。先週Fast Ringテスターに公開された2つめのPC向けCreators Updateビルドとなる。「Windows 10 Build 15046」も先週リリースされている。

Build 15048で提供されるPC向けのフィックスには、「Universal Windows Platform」(UWP)アプリや「Microsoft Edge」ブラウザ、「Cortana」、通知センターに関連するさまざまな問題の修正が含まれる。「Windows 10 Mobile」テスターには、「Microsoft Wallet」の機能を回復させるフィックスのほか、Edgeや「Action Center」などのフィックスも提供された。

3日にリリースされたビルドをインストールする前に、既知の問題のリストに目を通しておくとよいだろう。

Microsoftは先週、アップデートインストール設定やプライバシーアップグレード体験をユーザーがより細かく制御できる機能をまもなくリリース予定の新ビルドで提供すると述べていた。

MicrosoftはWindows 10 Creators Updateのメインストリームユーザーへのロールアウトを4月に開始すると予想されている。

 

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